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そんな方のために、TT説明会を、随時開いています。
2014年04月03日
環境活動グループにおける対立の解決方法
【環境活動グループにおけるの対立の解決方法】
TTな皆さまこんにちは。インターナル部(部員募集中)です。
インターナショナル部では、トランジション活動をしている全世界の人と繋がり
人・物・情報の交流をしたいと思い活動しています。
海外のTT情報に興味のある方、お待ちしております!!!

英語圏には、全世界のTTをつなげる、『トランジションネットワーク』というHPがあります。
http://www.transitionnetwork.org/initiatives/map
今回、インターナショナル部(仮)では、その中から〈Working with conflict in our Groups〉というトピックを取り上げました。
日本語では、「グループ内における対立の解決方法」。
これは、TT作成の情報ではなく、「ヨーロッパユースアクション」という団体の40周年記念冊子として発行されました。さまざまな活動に役立ててほしいと、オープンにされています。
今回は大きなカテゴリーにわけて、内容をシェアしてもらいました。
A 対立とどのように向き合うのか。
B 対立の発生をコントロールする。
C なぜ、環境活動団体は対立がおきやすいのか?
―対立がおきやすいシチュエーション―
① ミーティング →対立を生まないミーティングとは。
② 物事を決定する時 →どのように承認をえるか。
③ 大きなイベントなどが終わり、目標を見失ったとき →どのように対処するか。
④ メンバーの社会的立ち位置による対立について。
⑤ 見えない社会的立ち位置による対立について。
D対立している時、水面下ではどのようなことがおきているか(図解説)
とても、ボリュームが大きいので、何回かに分けてシェアしたいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
A 対立とどのように向き合うか。
・対立が起きることは、人として当然のこと、どのサイズのグループでも起こりうる。
・対立が起きた時、これは問題でなく、グループの新しい形にするチャンスである。
・今の世の中では、多くの多様性があり、その中で他人と完璧な協調性をはかることは、難しくて当たり前。
・二人以上の人が集まると、考えの違いは必ず起こってくる。
・意見の衝突は問題ではなく、チャンス。それは、誰かを失ったり関係が壊れたりするものではなく、また完全な意見の一致を見つけるものではない。
・重ねて、対立とは長い目で見ると、グループを新しい形にするチャンスであり、そのグループを通じてよりよい社会を形作るうえでの大事なステップ。
・どれだけ早い段階で、対立の根を発見して対処していくか。
・対立を含めた問題の解決は、自転車の整備・修理のようなもの。常に整備・修理をしていけば、故障は起こらない。そのためには、修理の知識と練習も必要。
B 対立の発生をコントロールする。
1. 居心地の悪さ
2. 引き金となる原因の出現
3. 誤解
4. 緊張の高まり
5. 崩壊
ここでは、TT秋田という仮想のグループを例に説明してもらいました。
1. 居心地の悪さ
何かはっきりは言えないが、居心地が悪い。何か場違いな空気を感じる。
********************************
TT秋田カフェに10名ほどの人が集まりました。
みんな同じくらいのキャリアで、新しい人もいます。たけし君は、このカフェでいろいろな人と話して交流を深めようとはりきっていました。
アツコさんは、この会のリーダー的な人。次に控えているイベントなまはげについて、決めなくてはならないことがたくさんあるので、イベントの話だけをしています。たけし君は、なんとなく居心地が悪くて、早めにTTカフェをでて帰ります。
2.引き金の原因の出現
小さなこと、目を合わせないとか、話を聞かないとか・・気持ちの中の居心地の悪さは、態度に移っていく。
**********************************
次のTTミーティングでは、イベントなまはげについての段取りを話していました。
たけし君は、それと同時にTT秋田の組織・チーム作りも大事だから話そう!と提案しました。
しかしアツコさんは、あえてたけし君の話をさえぎってイベントの話をしました。
たけし君は、結構不満そうです。
アツコさんは、たけし君が機嫌が悪いのは分かっていましたが、今は時間もないし、決めることが沢山あるので、仕方ないと思いイベントの話を続けました。
3.誤解
相手に対する考えがすれちがっていく。誤解が発展していく。
**********************************
たけし君は、アツコさんは組織としてのTT秋田環境作りはどうでもよくて、イベントで名前を出すことだけ考えている人だと思いました。
アツコさんは、たけし君はTT組織の人のことばかりこだわって、本来の活動イベントには別に興味のない人だと思いました。
4.緊張の高まり
この時点で二人は冷静な対話ができなくなり、感情的な気持ちが高まあっていく。議論に発展して喧嘩になる。
*************************************
しばらくたって、たけし君は「ちょっと休憩をいれよう」と提案しました。
しかし、アツコさんは「はい。じゃあスケジュールの管理再確認します。」とさえぎるように言いました。たけし君は「そんな急いだってついていけない人もいるのに意味ないよ。だから、スケジュールの前にボランティアの人の交流をやらなきゃ。だれも動く人なんていないよ」と言いました。
アツコさんは「ああ、じゃあ、そうね。もう何も決まらないから、いつまでもここにいてもしかたないね。」と言って、バックを持って帰ってしまいました。
5. 崩壊
グループ関係の崩壊。話し合いの余地はない。
***************************************
アツコさんは「TT秋田は私の方向とはちがうようなので、私はやめさせていただきます」とメールをTT秋田へ送ってきました。
●まとめ
・早い段階での、対立の種があることに気がつけば対処ができたかもしれない。
・対立をほおっておくことは、トイレに行きたがっている子供をわざとほおっておくようなものだ。
・どのステップの状態かをみて、対立に対して一歩下がって違う視点から見ることが大事。
次回、CとDへ進む・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
TTな皆さまこんにちは。インターナル部(部員募集中)です。
インターナショナル部では、トランジション活動をしている全世界の人と繋がり
人・物・情報の交流をしたいと思い活動しています。
海外のTT情報に興味のある方、お待ちしております!!!

英語圏には、全世界のTTをつなげる、『トランジションネットワーク』というHPがあります。
http://www.transitionnetwork.org/initiatives/map
今回、インターナショナル部(仮)では、その中から〈Working with conflict in our Groups〉というトピックを取り上げました。
日本語では、「グループ内における対立の解決方法」。
これは、TT作成の情報ではなく、「ヨーロッパユースアクション」という団体の40周年記念冊子として発行されました。さまざまな活動に役立ててほしいと、オープンにされています。
今回は大きなカテゴリーにわけて、内容をシェアしてもらいました。
A 対立とどのように向き合うのか。
B 対立の発生をコントロールする。
C なぜ、環境活動団体は対立がおきやすいのか?
―対立がおきやすいシチュエーション―
① ミーティング →対立を生まないミーティングとは。
② 物事を決定する時 →どのように承認をえるか。
③ 大きなイベントなどが終わり、目標を見失ったとき →どのように対処するか。
④ メンバーの社会的立ち位置による対立について。
⑤ 見えない社会的立ち位置による対立について。
D対立している時、水面下ではどのようなことがおきているか(図解説)
とても、ボリュームが大きいので、何回かに分けてシェアしたいと思います。
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A 対立とどのように向き合うか。
・対立が起きることは、人として当然のこと、どのサイズのグループでも起こりうる。
・対立が起きた時、これは問題でなく、グループの新しい形にするチャンスである。
・今の世の中では、多くの多様性があり、その中で他人と完璧な協調性をはかることは、難しくて当たり前。
・二人以上の人が集まると、考えの違いは必ず起こってくる。
・意見の衝突は問題ではなく、チャンス。それは、誰かを失ったり関係が壊れたりするものではなく、また完全な意見の一致を見つけるものではない。
・重ねて、対立とは長い目で見ると、グループを新しい形にするチャンスであり、そのグループを通じてよりよい社会を形作るうえでの大事なステップ。
・どれだけ早い段階で、対立の根を発見して対処していくか。
・対立を含めた問題の解決は、自転車の整備・修理のようなもの。常に整備・修理をしていけば、故障は起こらない。そのためには、修理の知識と練習も必要。
B 対立の発生をコントロールする。
1. 居心地の悪さ
2. 引き金となる原因の出現
3. 誤解
4. 緊張の高まり
5. 崩壊
ここでは、TT秋田という仮想のグループを例に説明してもらいました。
1. 居心地の悪さ
何かはっきりは言えないが、居心地が悪い。何か場違いな空気を感じる。
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TT秋田カフェに10名ほどの人が集まりました。
みんな同じくらいのキャリアで、新しい人もいます。たけし君は、このカフェでいろいろな人と話して交流を深めようとはりきっていました。
アツコさんは、この会のリーダー的な人。次に控えているイベントなまはげについて、決めなくてはならないことがたくさんあるので、イベントの話だけをしています。たけし君は、なんとなく居心地が悪くて、早めにTTカフェをでて帰ります。
2.引き金の原因の出現
小さなこと、目を合わせないとか、話を聞かないとか・・気持ちの中の居心地の悪さは、態度に移っていく。
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次のTTミーティングでは、イベントなまはげについての段取りを話していました。
たけし君は、それと同時にTT秋田の組織・チーム作りも大事だから話そう!と提案しました。
しかしアツコさんは、あえてたけし君の話をさえぎってイベントの話をしました。
たけし君は、結構不満そうです。
アツコさんは、たけし君が機嫌が悪いのは分かっていましたが、今は時間もないし、決めることが沢山あるので、仕方ないと思いイベントの話を続けました。
3.誤解
相手に対する考えがすれちがっていく。誤解が発展していく。
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たけし君は、アツコさんは組織としてのTT秋田環境作りはどうでもよくて、イベントで名前を出すことだけ考えている人だと思いました。
アツコさんは、たけし君はTT組織の人のことばかりこだわって、本来の活動イベントには別に興味のない人だと思いました。
4.緊張の高まり
この時点で二人は冷静な対話ができなくなり、感情的な気持ちが高まあっていく。議論に発展して喧嘩になる。
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しばらくたって、たけし君は「ちょっと休憩をいれよう」と提案しました。
しかし、アツコさんは「はい。じゃあスケジュールの管理再確認します。」とさえぎるように言いました。たけし君は「そんな急いだってついていけない人もいるのに意味ないよ。だから、スケジュールの前にボランティアの人の交流をやらなきゃ。だれも動く人なんていないよ」と言いました。
アツコさんは「ああ、じゃあ、そうね。もう何も決まらないから、いつまでもここにいてもしかたないね。」と言って、バックを持って帰ってしまいました。
5. 崩壊
グループ関係の崩壊。話し合いの余地はない。
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アツコさんは「TT秋田は私の方向とはちがうようなので、私はやめさせていただきます」とメールをTT秋田へ送ってきました。
●まとめ
・早い段階での、対立の種があることに気がつけば対処ができたかもしれない。
・対立をほおっておくことは、トイレに行きたがっている子供をわざとほおっておくようなものだ。
・どのステップの状態かをみて、対立に対して一歩下がって違う視点から見ることが大事。
次回、CとDへ進む・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Posted by 遠州トランジション浜松 at 20:46│Comments(0)
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