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★TT(トランジションタウン)ってなに? ~初めての方へ
TT(トランジションタウン)って、聞きなれない言葉だけどなんだろう?
どんなことをやっているの? よくわからない。
そんな方のために、TT説明会を、随時開いています。
2014年03月27日
JAPAN TIMESにトランジションタウン浜松の記事が掲載されました。
先日、日本在住の外国人向けの英字新聞 Japantimesにトランジションタウン浜松の記事が掲載されました。
海外向けの発信など、 ローカルでグローバルなトランジションタウン活動が世界とつながりはじめています。 (英文)
JAPAN TIMES
http://www.japantimes.co.jp/life/2014/03/15/environment/all-change-for-a-transition-town-near-you/#at_pco=tcb-1.0&at_tot=8&at_ab=-&at_pos=7
TT浜松ではインターナショナル部(TT浜松の外交部的ワーキンググループ ただいまメンバー募集中)というワーキンググループが準備中で現在、その代表である齋藤さんが記事を翻訳してくれました。
海外で起こっている動きと速やかに連携するのもTTの面白さ。
もし海外で起こっている様々なトランジションな出来事のシェアや海外と浜松をつなぐ活動などに興味がありましたら、インターナショナル部代表 齋藤さんparkplaza102★docomo.ne.jp(★を@に変えて) までお問い合わせください。
(以下 日本語訳)
TT Hamamatsu SOG
ジャパンタイムズに掲載された記事の簡単な訳です。
大まかな訳のため誤訳などありましたらご容赦ください。
2014 3.15
Japan Timesの記事の訳です。
バート ウインフィールド
すべてが変わる あなたの側のトランジションタウン。...
地球環境や自分たちの将来について関心のある人々にとって
21世紀は決して住みやすい場所ではない。 過去6500万年の内
もっとも多くの生物が絶滅の危機に瀕し、水や土壌などの基本となる
資源も後退するスピードを速めている。
このような問題の中にあって、今日の自然環境活動は先の見えない
トンネルの先にある希望の光のようなものだ。
静岡県西部 浜松にある自然環境団体、トランジションタウン浜松の
もっとも最近の活動に参加した。
そこには生命の死の予感や世界の終末の恐怖など全く存在せず、
逆にこちらが面食らうほどの明るさと楽しさに満ちていた。
火曜日の夜にトランジションタウン浜松のメンバーと三年前にこの団体を立ち上げたコアメンバーたちが浜松中心地に位置する、住宅を改造して作ったコミュニティースペースにあつまった。
お茶や持ち寄りの食事が机の上に所せましと並び、子どもはピンクのトカゲの
おもちゃで遊び、大人たちは、近くの今は使用されていない土地を利用した、持続可能なフォレストガーデンで使用する、種の入った箱をうきうきしながら引っ搔きまわしていた。
国際的な活動として育ってきているトランジションタウンの一部であるトランジションタウン浜松や他の日本各地のグループは地球的な自然災害や環境破壊に抵抗をするのではなく各地域のコミュニティーレベルで解決策を見つけ育ててゆくことに主眼を置いている。
トランジションタウン浜松の呼びかけ人でヨガインストラクターでもある大村淳さん(33)はトランジションタウンの活動について、「化石燃料やグローバルエコノミーに依存した社会から
地域の資源を活用できる社会に移行することが目的。」 と話す。彼は三年前に彼の妻の智子さんや他の数人のメンバーとともにこの活動を立ち上げた。
「私たちは常に前向きな気持ちで活動を行ってきました。」
去年、母になったばかりの佐藤みきさんは話す。
トランジションタウンは2005年にアイルランドにおいてパーマカルチャー(農業や都市開発に転用できる持続可能な環境デザイン論理)を学ぶ学生たちが彼らの住む町を化石燃料に依存した社会から脱却するために描いたエネルギー創造プランをもとにしている。
トランジションタウンの基本概念は世界的な環境変化やピークオイル
の問題に対処する社会環境改善をめざし、世界中に共感する人たちを作った。
今日、イギリスにあるトットネスという町が運営するトランジションタウンネットワークに登録されているだけで世界44の国に1400ものグループが存在する。登録されていないグループはもっと多いだろう。
日本でトランジションタウンの活動が始まったのは2008年、神奈川県藤野においてであった。 今日、48のトランジションタウングループが全国的に活動をしており、そのいくつかはすでに地域行政と関係を築き共通の目的に向かって活動を行っている。
しかし、これらトランジションタウンの活動は基本的にボランティアで作られている草の根活動であって、政治的な呼びかけや政党主義的な思想を避けるようにしている。
「ただ大企業や政府の言いなりになるより、私たちはなんでも自ら実験してみたくなるのです。」 前出の大村淳さんは語る。 「もし町に緑が無ければ、道の片隅に野菜の育つ小さな畑を作るでしょう。 もし十分な仕事が町に無いのであれば仕事を創出してゆけばいい。」
今日、日本において地域密着型の自給自足コミュニティーや電力自給などの社会活動が、以前にまして注目をされてきた理由は2011年に発生した東日本大震災とそれによる津波の被害、原子力発電所の事故などの影響が大きい。
非営利団体として日本のトランジションタウングループをサポートしている
トランジションタウンジャパン共同代表の吉田俊郎さんは現在の状況についてこう語る。 「我々は東日本大震災を経験したことによって新しい考えに気づかざるを得なかったのです。 状況は大変深刻だったのです。しかし、環境活動は私たちが思い描いたほど早くは広まっては行かなかったのです。」
浜松の例では、トランジションタウンの考えはグループ内での活動を格段に飛躍させる原動力となった。 トランジションタウン浜松では現在350人のメンバーが13のワーキンググループに属し活動を行っている。
それらワーキンググループは例をあげるなら、畑部の活動、アースバックハウスやアースオーブンの設営、 遠州電力のエネルギー自給や 命の祭り
の猟、食育の活動、発酵の活動などだ。
メンバーは一年に一度集まり、35年後の理想の地域像をシェアする。
そしてそれに必要なステップを模索するのだ。
これらの活動のなかで、ひと際注目を浴びているワーキンググループがある。
地域通貨UNAが、それである。発足して一年、おおよそ60人になる利用者は各々UNAの通帳を持ち、色々なサービスや物品のやり取りに利用している。
地域通貨の概要はこうだ。 利用者は通帳上のゼロUNAを基本として
そこからやり取りされるサービスや物品に値段をつけて売ればプラス、買えばマイナスと通帳上に記入してゆく。
この地域通貨の立ち上げに携わった佐藤みきさんは家庭菜園で採れた野菜やポスターのデザイン料、カーシェアのお礼やマンガの貸し借りなど生活のあらゆるものに地域通貨UNA を使用している。
以前はこのような、ある種、理想郷を作りあげるようなプロジェクトは既存の社会から遠く離れたエコビレッジなどや共同生活の場で 行われがちであった。
比べて、トランジションタウンの活動は現在ある生活環境に主眼を置いていることが特徴である。 事実 大村淳さんの言葉を借りれば、日本のデトロイトのような重工業都市の浜松でさえもその範疇に含まれてしまうのだ。
「私にとってこのトランジションという活動は、私の子供の、そしてその孫たちに至る豊穣な土地を作り上げようとしている事なのです。」
大村淳さんの妻、智子さんは最後に語った。
「大自然の豊富な田舎へ移り住めばその目的はきっともっと簡単に手に入るでしょう、しかし、私は今、私が住むこの地域にその目的を達成する可能性を垣間見ることが出来たのです。 そして私はその仕事に喜んでチャレンジをして行きたいのです。」
訳 ターシャ SOG , TT Hamamatsu
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